2018年5月11日金曜日

何処にでもある「藪の中」



実に面白い!!
ビックリマークを二つも(^-^)


かつてのスキャンダラスなアメリカンフィギュア選手の
おはなし。
才能よりも事件の関係者(あるいは当事者)として語られるのは
本人の不徳...いや違うなあ、本人も含めた周囲の人物の社会的不適合性の
なせる醜聞の故にある。
見るからに異端のフィギュアスケーター
あんな鬼母(この怪演でアリソンジャニーはオスカーに輝いた)や
腐れ縁としかいいようのない愚夫の呪縛を受ければ
平穏無事な人生の筈がない。

かといって、誰もが怪物性を持つわけでも無く、
せいぜいがプチ獣。

実際のところ、トーニャハーディングが、ナンシーケリガンの襲撃に関与
したかどうかは藪の中。
事実なのは、
アメリカ代表としてオリンピックに二度出場した事。
トリプルアクセルをアメリカンとして初めて成功した事。
今は平穏無事に娘と暮らしている事。


今この時期にこのような素材が映画化される背景が
解らない。
製作費はハリウッドの最低クラス。
興行的には残念な結果みたいで、それが残念。
ギャラのかかりそうな役者はいないし、CGのコストもしれてます。
事件の当事者への製作協力費にだけカネがかかったみたいだ。
その証拠に、事件の当事者の荒唐無稽な自己主張(弁明)は
しっかりと映像化されてます....しかし、嘘っぽく描きます(^-^)

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