2018年5月21日月曜日

ワタシの名前は...カルメンでっす!



ケメコ様が観たいと言うから、ピンクレディのリバイバルコンサート...
じゃなくて、ROHのライブビューイング。
何度も観てますから、他のが良かったのですが(^-^)


なんともドロドロな四角関係に痴情の絡れからの刺殺
オペラが高尚芸術のわけがない。
加えてエキゾチックだし、耳触りの良い通俗的音階
世界一の人気とはそう言う事なのです。


カルメン話題もネタ不足なので、チョット視座を変えて...
舞台はセビリア。
カルメンは大きな煙草工場の女工です。
となれば、あの王立タバコ工場に勤めていたのだ。
当時の煙草は、重要な徴税専売品でしたから、警備も厳重で
兵隊さんのホセがガードマンをやっていたのです。
しかし、健康志向の高まりからか、工場は閉鎖。
いまでも建物は残ってまして、ゼビリア大学の校舎になっているようです。

スペインの国技と言えば闘牛
今や大衆人気はサッカーにとって代わられ、
闘牛士といっても落ちぶれた職業。
未だに競技は行なわれていますが、テレビ放送は途絶。
人気がなくなり視聴率がとれないから放映しないのか
動物愛護の観点から放映がなくなり結果人気が翳ったのか
タマゴとニワトリの関係みたいでよく分かりません。


そんなこんなで道具立てとしては古色蒼然としています。
今風の演出ならば、

IT工場の蓮っ葉なOL
警備会社から派遣されていたセキュリティ
人気のサッカー選手

なんかに衣更えをするほうが良さげだが、
斯様な斬新な演出は聞き及ばないはずが....
さすがにROH
変えてはならないもの変えるべきものを仕分ける智慧はあるし、
変える勇気もあります。




まず、カルメンのスコアは様々あるらしく、ビゼーの意図に
忠実な、あまり一般的でない楽譜を採用。
舞台装置もシンプル。
古典的なスパニッシュスタイルの衣装からもおさらば。
賛否両論...わかりますねえ

こんな感じ(^-^)




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