2018年5月4日金曜日

別に893役者だから貰った訳じゃ...




ヤクザや人殺しばかり演じてきたわたしが、
こんなたいそうなもの(文化勲章)をいただいて良いものですかねえ....

これはご謙遜というもの(^-^)
東映任侠路線を爆走したのは、ほんの数年間。
その前後は...

国家安全保障に殉じる軍人
秩序と正義の守護職たる司法職員や検事
高度成長期を支えた24時間戦うサラリーマン金太郎とか

等々多岐多様な役を演じてきた高倉健さん
彼の全仕事展が開催されてましたので、これは見逃せない。
二百本あまりの出演作の一挙公開
当然部分シーンだけですが、それでも二時間強
映画館じゃなくて美術館の展示形式ですので体力勝負!
平日なのに、善男善女貴賎都鄙が押しかけるのは
未だに健さん人気。


様々新しい発見がありますなあ。
競演女優さんはなんちゃって、藤純子...かも知れないが
美空ひばりさんとの競演が双璧かも(主役はひばりさんの映画です)

悪魔の手毬唄で金田一耕助を演じていたとは知らなかったです。
ヨレヨレのセルの着物じゃなくて、ちゃんとスーツ姿。

日本ダービー勝負なる映画があり、騎手の役...らしい。


大方のむきは任侠映画の颯爽としたシーンがお楽しみなんでしょうが、
かなり食傷気味。
風間重吉と相合傘でカタキの事務所に乗り込む有名なシーンも
様式美かと言われればそういえなくもないのですがねえ....

まあ、任侠映画の最高峰は「総長賭博」
たかがヤクザ映画がギリシア悲劇のレベルにまで昇華したのです。
残念ながら健さんは出演してません。




いま、上方のマニア系弐番館では、高倉健主演映画特集を
やってますが、蝸牛庵が観たい映画は当然ながら対象外(^-^)

冬の華
関東緋桜一家

だけ。

0 件のコメント:

コメントを投稿