2018年5月7日月曜日

奇跡の癌治療!



真偽についてはその道に詳しい方々がコメントするだろうから、
取り敢えず、あちこちからの転用と孫引き、あとは独断と偏見(^-^)
芦田愛菜さんは、将来この道に進みたい!と思っているらしい。
彼女は中学生だよなあ?
少なくとも神童と言われた蝸牛庵は、
その当時かような医療分野がある事を
全く知りませんでした。
だから、二十歳過ぎたら只のヒトザルなんです。


病理医ですが、

組織診断
術中迅速診断
細胞診断
病理解剖....なんかをやる専門的な医師だそうです。

総数は医師の中で1パーセント程度
絶対的に不足しているらしいが、よく分かりません。
転職サイトなんかをみれば、年収に恵まれているわけでもなく
結構多忙でブラック職場らしい。
患者と直接接する必要がないので、人間嫌いには向いているが、
袖の下の恩恵(ないことなっていますが...)を受けることはない。
そんなことより、製薬会社との接点もないから、講演の謝礼にも無縁。
つまり、実質年収はかなり下劣だと言うことみたい、
結果、優秀な人材が集まりにくい。

士業と名がつけば、正義の味方や仁術が金看板
しかし、カスミを食って生きているわけではない。
やはり収入というモチベーションは大事なのです。

さまざま検査技術が進化したのは事実だが、検査結果なり
検体を評価判断するのは昔ながらにヒトザル。
血液検査結果のように定量化されても、一過性なのか重篤の危機なのかの
判断も然り。

恐ろしい事に「相当数」の検査結果の誤判断があるらしい。

癌なのにそうではないと判断された
癌と誤診され、患部摘出手術を受けた
癌と誤診されたが、諦観し自宅で安らかに日々を過ごす事にした。

最初のケースは悲劇です。
次のケースは、必ずしも悲劇とも言えない場合もあり得るが、無駄な手術で
健康な臓器に悪影響を与えたならば....

問題は最後のケース。
週刊誌的なり新興宗教的には「末期癌からの奇跡の生還」
こういうのが、なんとかワクチンなり怪しげな民間療法の
源泉になり、まともな医療を捨ててすがりつくなら
これまた悲劇。
なかには、誤診を知らないまま(通常釈明しないんですよ)
奇跡を信じて「奇跡の癌治療のエヴァンゲリスト」になる方もいる。
こっちのほうは喜劇だし、信者さんにとっては悲劇にもなりうる。


世の中はAIの時代。
病理診断なんか得意技に違いないが、
医療現場のIT化の進展レベルからすれば、
いつそういう時代が来るのか?と言うこと。
病理医がいらなくなる時代が来るかもしれないが、
その時には臨床医自体も要らなくなるかも(^-^)
生き残るのは、愁訴外来くらい....

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