イタリアのローマではなく、メキシコシティのローマ
アッパークラスの住む街のようです。
主人公は住み込みの家政婦ですが、貧しい先住民族の出身
時代は70から71年
メキシコ版銀の匙...みたいな監督の幼年期の思い出話ですが、
視点は家政婦にある。
モロクロームの枠にきっちりと収まった端正な画面
それなりにエピソード満載ですが、なんせアタシ的には
遠くて遠い国だからバックグラウンドがよく分からない。
農村部の土地紛争
学生デモへの血の弾圧
雇用主の家庭不和(夫は愛人とアカプルコへ)
そして主人公は院外団みたいなゴロツキに
捨てられ流産
一家揃っての海水浴での溺没事故
オスカー作品賞でもおかしくはないが、
既存の映画利権家を代弁したスピルバーグが栄誉を潰したのです。
映像の鑑賞形態は様々だし、時に応じて使い分ければ
済む話なんですがねえ。
配給権はネットフリックスが獲得
つまり小屋にかかる事なくネット配信でしか鑑賞出来ない...
実際は劇場でも鑑賞出来ましたが、スクリーンの数は限定的。
製作費は1500万ドル
ギャラはあまりかからないし、高額なCGを駆使していないし、
物価の安いメキシコロケの割にはバジェットがエクスペンシブ。
丁寧に時間をかけて作ったのだろうってことは
ひしひしと伝わる。
最後に、なんだか献辞みたいなテロップが...
よく解らない。
あとから調べたら、監督の実家の当時の家政婦さんのお名前だった。
ミタではなくてリボ(^.^)
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