2019年5月24日金曜日

ワルキューレ あるいは戦乙女





人気の音楽ユニットではなくて...
METの超大作。
楽劇だとか大仰なふれこみの要はファンタジー。
SWのゲルマン神話版である。
長尺だし舞台にカネはかかるし、けだし傾国のオペラ。


ワーグナーの音楽は危険だと言われる。
トリスタンとイゾルデなんか官能的倒錯的で麻薬のような陶酔感。
かと言ってあの「暗い日曜日」のように自殺者が多発した事実はない。
しかし...
ワルキューレ騎行は交通事故多発音楽だと言われる。
クレッシェンドとデクレッシェンドを繰り返す60BPM以上の
音楽は過度に暴力的興奮を呼ぶらしいのです。
戦意高揚音楽としてワルキューレ騎行が使われたことは
地獄の黙示録で有名になったが、あれは枢軸側のアイデアの借用。
戦争ニュース映画の定番BGMだった。




落下傘部隊のニュース映画ですが、音源に迫力がなく
実際は作戦的に成功しなかったらしい。
ワーグナーはどうも倭人向きではない。
しかし、テイストを変えれば勝ち戦に見えてくるのが音楽の魔力
戦争賛美の典型例


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