2019年5月26日日曜日
ぼっかけ
長田辺りのソウルフード。
早い話が、すじコン
牛すじ肉とこんにゃくを砂糖と醤油で甘辛く時間をかけて
煮込んだもの。
ルーツはよく知らないが、仙台の牛タン同様に
占領軍の余材食品を活用して闇市で安く提供したものと
思われます。
しかし、認知度が上がったもので、いまやどちらも
価格優位性はない。
同じスジ肉でも牛のアキレス腱が一番だが、
少量しかとれない。
しかしこれは絶品!
圧力鍋さえあれば....スジ肉の下ごしらえは難しくない。
疑り深いアタシ的には、スジ肉といっても、
そんじょそこらは当たり前の牛スジ肉ではない可能性を感じて疑わない。
なんちゃって、都心から離れた単身赴任宿舎で、
すき焼きのふれこみの晩飯がブタスキだった驚愕....
というか、哀しいまでの食文化の貧しさに
暗澹たる絶望感に浸ったのだ。
けだし、ヤボと化け物が住むのが箱根の先
ニクと言えば、牛に決まっている。
仮に豚なら、ブタニクというのが、文明の証明
長田の「ぼっかけ」は、ぶっかけるから転じたものらしい。
ラーメン、お好み焼き、焼きそば、どんぶり飯
なんでもいいからのトッピング。
お値段的には安い方だが、殊更でもない。
前述のとおりまともなスジ肉ではないのだろう。
しかし、長田まで足を運ばなくとも、神戸三宮にも
店があり、なんと行列まで...
久方ぶりに、クラシックラガーは嬉しかったが....
時間と人生での残り少ない一食を無駄にした。
なもんで気分直しに、南京町の豚饅屋へ久しぶりに...
なんと「心苦しいが値上げ」だとか
まあ、昼飯ついでだから、店内めしあがり
近くの中華食材店で購った胡麻辣油をぶっかけて三個セット三百円の
至福の時。
因みに、肉饅ではない
具材は豚ですから、正確に豚饅と言います。
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