2020年9月11日金曜日
キャサリン・ガン女史のこと
彼女のことは全く知らなかったから、プロフィールから...
1974年、イギリス生まれ。 台湾で育つ。
日本へ留学。広島で英語を教えていた時に原爆の恐ろしさを知る。
言語学者としての就職が難しく、
たまたまGCHQ(英政府通信本部)の新聞広告を見て応募する。
翻訳分析官として勤務していたが、
2003年2月GCHQに送られてきたメールの内容をリークした罪で解雇される。
国家機密を漏洩した疑いで一時は逮捕されるが、
2004年2月に起訴取り下げとなる。
2003年、サム・アダムス賞受賞。
この賞は毎年誠実さと倫理を擁護した情報専門家に授与される。
ベトナム戦争中のCIA内部告発者であるサミュエル・A・アダムスにちなんで名づけられた。
(以上は映画公式サイトからの全文引用)
オヤジが始めた湾岸戦争はわかりやすかった
だから、一時の大統領支持率は驚異の九割超え
他方、馬鹿息子のイラク戦争は...なんとも当時から胡散臭く思えた。
馬鹿息子と違って知的(にみえた)なブレアが、ブッシュのポチと
嘲られても頑なに理由もなく開戦を獅子吼する様は異様だった。
学生時代にCIAにスリーパーになったなんてウワサを信じてはいないが、
なんとも不可解な....
知性と勇気あるヒトザルは、ただただ倫理観と平和のために己を
スパイの地位に身を堕とす。
アタシにはそんな知性も勇気もないし、ただ羨ましいとは思う...
その反面で、あの薄汚い「沖縄返還協定機密漏洩事件」を苦々しく思い出す。
登場人物
毎日新聞社記者 西山某
外務省女性事務官
社会党国会議員 横路某
事案
西山は機密公電を入手せんがため、事務官と「密かに情を通じ」
あまつさえ、その情報を野党に提供し、国会で追及させた...
判決
被告有罪(機密漏洩に関わる国家公務員法違反)
事務官を泥酔させた上ともされ、とてもじゃないが、
正当な取材活動とは言えない(普通は準強姦罪ですよ)
君には絶対に迷惑をかけない...って卑劣なオトコの常套文句だが、
未だに西山をヒーロー扱いする向きがある
なお、本件に関して横路はただ逃げまくり黙するのみ。
社会党としての公式コメントは知らない。
本来であれば、司法の場で裁けないはずの事件
機密公電が真性である事を前提としなければ機密漏洩の構成要件が
成り立たないはずが、卑劣と愚劣の二人三脚が、
事務官を堕天使にしてしまった。
さらに言うと、本件に期に毎日新聞社は凋落し、実質破綻し今に至る。
因みに、英国の事件では起訴が取り消されました。
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