当時の倭国はともかく、パスタが総称で、長い麺ならばスパゲティ、短い筒状ならばマカロニだとは世界の常識だったと思うが、60年代に世界を席巻したイタリアン西部劇は、何故か世界的には「スパゲティウェスタン」と呼ばれた。しかし、倭国だけは「マカロニウェスタン」
淀川長治氏の命名らしいが、その通説的説明はかなり疑わしい。実際は「中身のない作品」だと彼は思ったからに違いない。本場ウェスタンのような「建国神話」的要素は皆無だし、教会と小学校の美形の女教師も登場しない。しかし、そう馬鹿にしたものでもなく、中身のない殺伐とした暴力的アクションではあるが、そのなかなら数多の優れた映画人を生み出した功績は歴史に残る。
実のところほとんど記憶が薄れてアマゾンプライムにもないし...嬉しいことに、場末の二番館に「続・荒野の用心棒」のデジタルリマスター版がかかったので、いそいそと....
しかしまあ、改めて中身のないスカスカ(^.^)
邦題の付け方も安直
初公開第一作が、荒野の用心棒
そして、夕陽のガンマン
あとは、続とか新とかのサブタイトルを付けたり、総当たり的組み合わせ
続・荒野の用心棒
荒野の1ドル銀貨
夕陽の用心棒
群盗荒野を疾る
真昼の用心棒.....とかなんとか(と適当に書いてみた)
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