2020年9月30日水曜日

正義のつくられ方(作り方)


 ACB(エイミー・ニコル・バレット)が最高裁判所裁判官に指名されました。

いわゆる保守タカ派の司法官です。

反移民政策に賛成

オバマケアに批判的

人口中絶反対と言われます

銃の権利拡大派

まだ48歳のですから、半世紀は最高裁判事がやれそうです。上院での適性審査はどうなるのでしょう?政治的主張もさることながら、原理主義的なカトリックである事が問われるかもしれません。

最高裁判事は上院の同意人事ですから、大統領の思惑だけでは決まらない。党議拘束もないから、政党議席数だけの算数でも決まらない。

オバマの時代に当時の共和党は、選挙の年にバタバタと最高裁判事を決めるべきではない!と指名そのものを葬った事があり、今まさにそうだろうっと思いますが、都合の悪い事はなんでも、嘘か無かった事にする政権ですから歯牙にもかけない。

しかし、レーガンの時代に指名された候補者が採決で否決された例がある。

奇しくもその時の司法委員会委員長はあのバイデン大統領候補というのか因果ですねえ。

両方の党から造反者が出たようでして、賛否が自分の選挙にどう影響するか...で決まったと言われます。


......

これだけは記録に残そう

ACBは「Originalism のジャンヌダルク」だと言われる。どんな倭語を当てるのか知らないが、保守的で原理主義的で起源元来を墨守するような傾向をいうみたいだ。

母校の法学会報誌の論文によれば、憲法典の意味は憲法制定時に固定されているという立場を意味し、厳格な文理解釈を範とし創造的解釈を排する。

言わば「死者の手が今生きている我々を支配する」と....アンチはいいます。


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