今年の映画賞レースはどうなるのかなあ?
出走馬が少なすぎるし「鬼滅の刃」に決まった感もあります....そもそもアニメは映画じゃないのに
今日の素材、アタシとしては凄く嫌いなタイプの作品です。
アタシにとって映画とは
耽美
陶酔
倒錯
退廃
蠱惑.....とかなんとか反日常的時空に浸れるもの
あるいは、一日の過酷な労働に疲れた労働者が一時の慰安と安寧に身を委ねるもの
今更身に染みた過酷な現実をフィクションたる映像の世界で見せつけられて何が楽しいし面白い。
いじめ
引きこもり
非正規
過重労働....とか展望のない未来を前にして、希望なんかあるわけが無い。
結婚、子育て...全てに虚しい。
こんな映画をつくって....まあそれでも希望にすがろうって
若くして自裁したアタシの母校の後輩らしいが、彼は中高はとんでもない進学名門校、そこで凄まじいイジメをうけてそのトラウマから脱却出来ずに不安定な非正規労働の傍ら詩作に励みひとかどの盛名を得るも死を選ばざるを得なかった詩人の魂の遺稿を元にした映画というふれ込み。
普通は敬して遠ざくのですが、遺作の歌集をモチーフというから、あの寺山修司の「田園に死す」を想起し遥々とコロナ禍の雑踏に足を運んだのだが....
今の日本映画の水準からして、監督の実質デヴュー作ですし、出来栄えの良い部類。
シナリオが多少不親切かな。
15歳の中学二年の頃
社会に出て25歳の頃
さらに数年経過したシーン
なんかの区別がつきにくい、あるいは混乱している。
登場人物のそれぞれの時代の描写のようなそうでないような....あえて自分で解釈しなよ!って突き放したのならそれも技法かも
しかし主要な登場人物三人の人生の起承転結がついていない。
やはりシナリオは破綻しているとおもうべきだ(しかし、かなりええ加減に観てましたから見落としもあるし....)
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