2020年11月8日日曜日

幸福度の「はりぼて」

 


さまざまあるしあわせ度ランキング。

あんなものは評価項目とウェイト付けでなんとでもなる。劣位だから優位だからと一喜一憂するさまは滑稽ながら、普通に評価設計する場合ベストテンとワーストテンの両方にプロットされる事例はないはずだ。

万人が認める暮らしやすい富山

確かにツーリシストにもこころ和む気分にしてくれます。多くの幸福度ランキングでベストテンの常連。

しかし、綺麗な薔薇には棘がある。

保守王国の富山市議会で、政務調査費不正が暴かれドミノ倒し的に議員定数の半分近くが辞任に追い込まれ、数名が詐欺罪で訴追(多くは有罪確定)

政治に阿らない地方メディア(チューリップTVや北日本新聞)の地を這う調査報道の成果。

それがドキュメンタリーになりましたので、いそいそと

名題は....はりぼて

意識高い系と思しき中年男女で結構な入り。

パンフレットを買い求める....あれってアタシの嫌いな市民活動家に違いない。

報道記者の手づくりですから映像作品としての完成度は高くないが、あるべき報道力が何か...を伝えるパッションはそれなりです。


改めて幸福度の評価指標を眺めるに...

清廉な政治や真実に肉薄する地方メディアの存在なんかは評価外。たしかに住みやすさや暮らしやすさに短期的に直接の影響はないが、それでいいのかなあって

まあ、富山に限らず政治にまつわる会計不正は当たり前の話しで評価するまでもないということならそれも正しい。

改めて思ったし再度主張もしたいが、政治に関わる会計帳簿は標準パッケージソフトで作成し、ネット公開してしかるべきだ。

映画の冒頭で、議員歳費をお手盛りで70万円(月)に10万円改訂する茶番シーンが流れるが、アタシの提案を丸呑みしてくれるならば、20万円アップしてもいい。

政治にはカネがかかるし、領収書のない支払だって必要だもの


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