2020年11月2日月曜日

ナンチャラ還元の花盛り

 


さまざまな理由で巨大な個人消費市場が縮減しているから、なんとか「不倫と浪費....或いは非合法恋愛と贅沢」で経済の再生....マックスウェーバー信者の倭国で、マイナーなゾンバルト説が華々しくも....

ならば、紀州吉宗よりも尾張宗春にファンが殺到しても良いと思うが、知事と市長のいがみ合いでそんな余裕がないようだ。

ある種のポピュリズムでもあるが、GOTOトラベルは大盛況!支出に応じた還元策は高額旅行商品に客は殺到するが、木賃宿は相変わらず閑古鳥。

一方でGOTOイートの方は回数当たりだから大衆価格店が賑わう。バランス感覚と思うかどうかは人それぞれです。

トラベルはエージェントに足を運んで予約をする事もできるが、イートはネット予約のみ。ITリテラシーが低いと恩恵には与れない。つまりは予約サイトに生殺与奪権をにぎられたようなもので、決済事業者たる大手クレカ会社にソッポをむかれたマイナポイントは見るも無惨な愚策に終わった。

しかし、イートの予約サイトだって、例えばぐるなびの有料会員数は五万店くらいでイートキャンペーン対象はその半分。食べログも同じようなものだとすれば、全国の総飲食店七十万軒のうち、恩恵に与れないお店の方が多い。そのお店の営業政策の結果だから、善し悪しは論じないし、一概に不公平とも断じ難い。

更に地域ごとの還元振興キャンペーンも....

スマホ決済経由で支払額の一定比率の還元

プレミアムお買い物券

行列に並ぶのが嫌いなアタシは後者はパス。

前者は小規模個人商店限定という制度設計となっており、一定の公平感が担保されている。

還元振興キャンペーン期間にGOTOイートを組み合わせると結構美味しい結果が味わえます。


しかし、どこまでいっても小賢しい一定レベルのITスキルを必要としますから、政策決定の基本である「簡素、中立、公平」とは無縁でしかない。

先ずは「自助から」ってことなんでしょうかねえ。

王道を言えば「消費税の凍結」だと考えますが、所得税制よりも消費税制の方が王道だと考えるのがアタシの立場ですから、あんまり声高な主張はしたくない。




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