2024年2月26日月曜日

ベルサイユのジャンヌディバリー

 



世界遺産なるベルサイユ宮殿

その実態は、官・商・住一体型巨大マンション。

国王一族が住まいし、政府機構があり政府の高位高官が住み込み「様々な住民サービス」の提供が可能な空間

そう言えば、レディムラサキや清少納言も、住み込みのキャリアウーマンだし、大奥のオンナはいうに及ばす。



ルイ15世は六十年余り(と言っても幼少期に国王になりかなりな期間は摂政が統治)彼の地に君臨したが、無類の女好き。

前半期は牝鶏晨するポンパドゥール夫人(なんと公妾なる公式の地位にあった)

単にオンナの武器だけでなく知性や教養で国王を魅了したと言われるが、実のところ女衒の才覚もあったみたい(宮殿からの秘密のトンネルがある国王専用の娼館を運営していた)

この夫人死去ののち後釜に座ったのが、ジャンヌデュバリー

ポンパドゥールは身分がない事の陰口を叩かれたがまだブルジョアの娘。しかしジャンヌは下層階級の私生児で職業は娼婦。どんな手づるか知らないが国王の公妾にまで、、、無論もっともらしい身分をでっちあげたのですがね(^^)

江戸期に町人の娘がしかるべきお武家の養女になり大奥に上がるようなもの。



本が大好きだったようですから、同様に知性と教養はあったみたい。でも肖像画を見る限り、コレが美人とは、、、アタシの好みじゃない(^^)



いくら権勢を誇っても、この時代はオンナの幸せはオトコ次第。天然痘で国王逝去ののちはベルサイユから追放、困窮の果てに野垂れ死とまでは行かなかったが、マリーアントワネットの処刑後しばらくして断頭台の露に消えた。


カバー写真の通り、ルイ15世をジョニーデップが演じていますが、フランス語の特訓の成果も見どころ、、、というか聞きどころ。

ヒロイン役の女優さんは、監督でもあり、出自たるや、ケルト系ブルターニュ、ベトナム、アルジェリアのミックスという「フランスの栄光」の具現者


そうそう、ルイ16世ご夫妻がなんとも、、、



マリーアントワネットは、お好みのプチぽっちゃりタイプだし、16世はなんとも痩身イケメン。チビデブなインポテンツだと読んだ記憶があるんだが

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