今陽子さんの大ヒット曲だと、、、特段季節を明示する単語は希薄ですが、冬ではない事は確かだ。個人的な感覚だと夏の終わりかなって?
季語に「猫の恋」がある。
ずばり春の季語だが、あの鬱陶しい唸り声を聞けば、うららか春のほのぼの感にはほど遠い。
猫の恋
やむとき閨の おぼろ月
さすがに句聖ともいうべき松尾芭蕉です。耳障りな唸り声を逆手にとった名句
毎度の長ったらしい前書が終わり、、、、
王朝美學的には、秋は恋の季節(哀しいフィナーレの時期)
秋かけて
いひしながらもあらなくに 木の葉ふりしく
えにこそありけれ (伊勢物語九十六段)
本文の物語部分がないとよくわからないのだが(あってもイマイチオンナの内面心理に得心もしないが)
夏は暑いし、なんだか吹出物もできちゃうし、、、秋まで待ってくれますか?その頃にお逢いしたいわ
なんて思っているうちになにやら気が変わり、紅葉る楓にこの一首をつけて、オトコヘ
秋は飽き
えに、、、多少分かりにくいが、枝、縁に、江(浅い縁の比喩)なんかの複合の縁語掛け言葉
秋ってやっぱ、飽きなんだわ、、なんて事じゃないんだけど
木の枝の葉っぱ舞い散るような縁も浅かったってことだったわ。
じゃあ、お元気で
好きになる理由と同じくらい嫌いになる理由にも理屈がありません。
恋とはそんなもの
理由もなくフラれたオトコだって黙っちゃいない。
怨み呪いの子の刻参りはオトコだって、、、
あまり、後味の良くないエンディング(^^)
吹き出物が夏に出来るなんて、毎日お風呂に入って清潔にしていないからですよ。そもそも入浴習慣がない事は源氏物語に入浴シーンがないと言われることからもあきらか。だから薫香を薫きしめ体臭隠し。西洋の香水文化と同じようなもの。
そんな中で真夏に逢って「実事」なんて、よっぽどの物好きの所業。汗もかかず涼やかな秋までは和歌の贈答で気持ちを盛り上げ、、、、千秋の想いってそういうこと。
だっから、秋は恋の季節
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