2025年3月12日水曜日

梅にちなんで

 




梅は花より香り、陽光よりも春闇

待ち遠しい、、、アタシは田舎っ子。

花粉症には無縁だから春が直ぐそこに、、、

なもんで、梅素材の和歌のサーチ


最初からイメージを決め打ちすれば、選歌に困るが


花の色も月の光も
おぼろにて
里は梅津の はるのあけぼの(他阿上人)


一遍上人と並ぶ時宗のオルガナイザー的な鎌倉末期の高僧。
知名度は高くないが、実質的に教団組織を作り上げたとされる。
坊主がつくる和歌は抹香臭いが、これは優れてお洒落だ。
京桂辺りの地名を借りてきて、梅(花あるいは薫)を思わせぶりに、、、けだし仄かに梅香を感じさせるように。
夜明け頃の春霞のなか朧月と梅の薫とは贅沢な雰囲気です

梅のつく地名ならどこでもというわけにはいかない。
梅津だから絵になり、梅田なんかは和歌向きの地名じゃない。なんせ「埋めた」ですから、行き倒れの屍人の山のイメージだ。

梅花あるいは梅香なる地名もありますが、これはストレートすぎます。


大阪駅北側再開発エリア
グランフロントなる大型商業施設のお隣りには、巨大な「大阪のセントラルパーク」
曰く、、、グラングリーン

どっちもアタマかオシリに「大阪」が付きます。
大阪に決まってんだからうざとい。「ウメキタ」を冠にすれば「歌枕」らしくなりますが

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