2025年3月8日土曜日

日本誕生

 


ドラえもんアニメじゃないですよ。

昭和30年代の東宝の記念大作実写映画です。


動画配信サイトサーフィンで見つけました。

懐かしさのあまり、早送り一気見をしてしまった。

当時はチベットの寒村陋屋界隈にも小屋(映画館)があり、大黒座か恵比寿座とか懐かしいネーミング、、、珍しくも、亡父自身が見たかったのでしょう、アタシを誘って、、、、以後、映画に誘われた記憶がないから、実に映画はつまらんって思ったに違いない


記憶はほとんどなくて、八岐大蛇登場シーンとか焼津での草薙の剣くらいしか覚えていない。

今回はリプリント版ですが、キャスティングなんかだけは実に豪華だ。


主役は三船敏郎。素戔嗚とヤマトタケルを演じています。この役柄は日本神話における数少ない英雄伝説なんですが、、、三船敏郎さんじゃヒロイックなイメージを醸し出さない。

以下、、、天照大神が原節子。熊襲の兄弟の片割れが鶴田浩二とか、、、当時の5社の専属俳優の揃い踏み

あとは、初代朝潮がタジカラオ、アメノウズメが乙羽信子とか、、、



しかし、映画史には残らない空虚な大作

製作サイドに神話的世界の創造的な視覚イメージがないのですよ。古事記や日本書紀にもその辺りの描写がないからってなんだかオリンポスの神々の世界の借用みたいで、、、国体明徴派ならば激怒しそう。


監督は巨匠稲垣さんなんだが、、、ちょっと荷が重かった



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