2025年3月28日金曜日

探花

 



二十四節気のひとつに「晴明」なるものがある。

いましも、、、四月の初め辺り


うららかな春だと言うのにそぼ降る雨に打たれてこころが折れそう。
ねえ、僕ちゃん!近くに居酒屋はあるかい?
あのムラにあるよ、と指さす

旅人は挫けそうだというが、詩想としてはなんか気分が良くなる唐代の詩人杜牧の名作です。

名題は、晴明


今野敏氏の警察ミステリーのタイトルが「晴明」
そしてその次の作品は「探花」
浅学菲才なアタシですから、これだけではシャレが皆目解らない(^^)


状元
傍眼
探花.....と並べてくれるとなんか記憶の大伽藍の奥底から(その程度なら分かるのです。「状元」なる言葉は記憶にある)

状元とはハンモックナンバーが一番のことで、以下順番。つまり科挙の最終試験である殿試での成績順位が一番から三番までの事。

以下ググれば、以下のように続く。
皇帝臨席のテストであり、採点は皇帝自ら、、、は建前で実際は試験官が予め順番をつけておくさ。
しかし、稀に気まぐれ思いつきで皇帝が差し替えることがあったらしい。なんにしても最難関の最終試験だから甲乙つけ難いはずだ。
ウィキには歴代の状元の氏名の一覧があるが、知っているのは宋代の蔡京(希代の佞臣)と文天祥(こちらは大忠臣)くらい。
試験の結果で能力や才能は測れないってよく分かります。


この警察ミステリーも「探花」なんてストーリーのあしらい程度で、主人公がキャリア試験の第三位合格者だということ
たまたまの事件で絡み合う三人の警察組織のキャリア幹部が、偶然にも同期の桜で、


状元(神奈川県警警備部長)

傍眼(警視庁刑事部長で主人公の幼馴染)

探花(主人公の神奈川県警竜崎刑事部長)


だったというだけ。


にわかに信じ難いが東京の専門学校出身で傍眼とはなあ、、、竜崎からは「おまえは不正をやったのか?」と

赤門の連中ならそう思うだろうし、思われても致し方ないが、実のところは心穏やかでは ない。


春先の季節だから、桜狩りも愉しいし、その頃の重ね着の王道はこれ!


本来は、表生地と裏生地の組み合わせですが、いまどきならば、紅色のシャツの上に薄い白のセーターかな



 



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