合衆国の内乱を報道するテーマの映画を「なんの違和感も無く」観ていたアタシだが、、、本当はジェンダー的に刮目すべきだったのです。
当たり前のように観ていた、、、カメラマン(女)は珍しくはないものの、戦場カメラマンとなれば、、、有名どころはメリーゴブリンくらいなもの。
ロザムントパイク様の「プライベートウォー」でその存在を知った黒のアイパッチと身にまとう高級ランジェリーがウリの稀有の存在。残念ながら2012年にシリアで「戦死」
しかし、八十年前の欧州戦線で有名を馳せた女性戦場カメラマンが既にいた、、、ってはじめて知りました。
リー・ミラー
シビルウォーの主演女優のキルスティンダンストは、リーをモデルにしているそうです。彼女は一流のモデルから普通のカメラマンに転身。そこからオンナが立ち入れない戦場取材の壁をこじ開け、ノルマンディ上陸、パリ解放、そして「絶滅収容所」へ
リーは無事に帰還しましたが、見たくない現実をあまりに見過ぎたようであり、、、ココロのある部分が壊れてしまった(閉ざしてしまった)のかもしれない。戦後は忘れられた、、、というよりも忘れられるように生きたにみえます。
ダンストは、内乱の最終局面であるホワイトハウス陥落の際に、、、あれって映画を観ながら自覚的自裁だろうと思いましたが、直感は正しかった。
狂気的な民兵の悪行を見た辺りから、かなりおかしくなるのです。
あの映画の本質はダンストの自己崩壊の記録なのかも
つまり、リーミラーに捧ぐ
さて、主演は、ケイト・ウィンスレト
餓鬼っぽいタイタニックの演技から、もの凄く進化しました。無論、貫禄や体重もそれなりに
お気に入りのマリオンコテヤールも出てましたが、こんな良質な映画のプロモーションをケチるなんて、、、だっから興行屋香具師紛いだと尊敬されない。
日曜日の昼下がりのシネコンは、哀しいばかりの閑古鳥
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