2015年4月18日土曜日

未知との遭遇(なんちゃら投資入門なるもの)



知らないものには手を出さない・・・じゃ蔵が建つが、面白くもなんともないもんで
あえて、薦められたからってわけでもないが「全く知らない世界」に、胸ときめかせて・・・・


古銭学(貨幣学)なる学問領域がある。
樺山紘一さんの「ルネッサンス周航」だか「西洋学事始」で大昔に知ったこと。
何分、あまり読みやすい内容でもなかったもんで、記憶はうっすら。
それに、古銭に関しては日本貨幣史は貧相なものであるから、西洋と比較して裾野も狭い。
コイン収集って、オタク的な趣味でしかなかった。
なかなかロマンのある投資術みたいな気がしてきた。



アマゾンから先日届きました。
惹句(書籍の帯)に曰く・・・・

 
早い者勝ちの資産形成術(昨年11月が初版だから、まだ間に合う!)
八万円から始められる (この程度のはした金じゃリターンもしれてますがねえ)
年利20~50%も当たり前(みずほ銀行の元審査役のセールストークと同じだなあ)
株やFXより安全安心(FXはその通り。株だって新興市場は鉄火場。今火だるまなんですよ)
不動産より簡単低予算(欲しいと思ったセントゴーデンズは3億円くらいします!)
美術品より手間いらず(これには激しく同意)
金より価値がある(価値と言っても、交換価値とか希少価値とか様々で・・・)


言えることは、倭の書画骨董よりも交換価値としての普遍性は高そうだ。
いくら自慢の「鬼萩」だろうが「唐津」だって、NYのオークションには出品すらできない。
毛唐が食指を動かしてくれるような「美の再発見」って、誰かやってくれないかなあ。
21世紀のフェノロサやブルーノ・タウトを発見し、誘導する方に金をかけるほうが、
資産倍増の早道なんですがねえ・・・(苦笑)
クールジャパンでコミックやアニメの価値上昇に予算を投じるくらいならば、
古来の古美術の市場振興をどうしてやらないのかねえ・・・

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