2015年4月15日水曜日

永久欠番は永久なれ




事の始まりは・・・病魔と戦い去っていったゲーリックの偉業を称えるために始まった。
最初の永久欠番は「4」
なんかジーンときそうな・・そう涙腺を刺激しそうな言葉ですが、
その後の実際上の取り扱いを見れば、いささか興ざめ。

程度の差こそあれ、すべてのスポーツにおいて、各チームが「永久欠番」制度を有している。
背番号は、通常1ないし2桁。早晩、使用可能な番号がなくなり、
制度的に維持不能って気がしてきた。
ヤンキースでは、すでに一桁番号は、ジータの「2」しか残っていないし、
これも永久欠番になる可能性が高い。



チームにとってメモリアムということで称えるのを揶揄する気はないが、
何事にも希少性というものがあるだろう。
そういう意味で、業界全体の永久欠番(そういう制度があるのはMBLだけらしいが)の
重さというのは計り知れない。


4月15日は、彼のメモリアルデイ。
全員が、彼の背番号(42番)をつけて試合をする・・・アメリカンらしい趣向である。
彼は、記録的に偉大な選手ではないが、記憶的には彼以上の選手はいない。

MBL最初の黒人選手
非難と迫害を克服

英断を下したオーナーも偉いが・・・彼にとってはビジネスである
グリーン(ドル紙幣)にとっては、シロもクロもないって言い切れば身も蓋もないが・・・


彼を描いた映画が、封切りされたのは2年前
彼の偉大さを改めて認識した次第です。
なんとなれば、こんな駄作が全米興行成績第一位となった(笑)
こんな映画的に最高の素材なのだ。もうすこしなんとかならなかったのか?
日本の映画観客は正直です。入りは最悪だった模様




なもんで、話をかえて・・・
以前の会社での蝸牛庵の社員番号は「永久欠番」です(苦笑)
まあ、番号体系上決してダブらないだけのことですが・・・
しかし、まあ個人的な感傷を言えば


どんな立派な記念碑を建ててもらっても、
風雪の中で忘却はすすんでゆくもんです
ヒトは忘れられて、代わりがどんどん出てくる。
ここに生きていたワタシなんかだれも思い出さないだろう

 
でもね・・・全人類が 忘れても 見捨てても 宇宙の掌の中で 人は永久欠番なのです

↑ って「歌姫」は歌うのですよ。








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