2017年3月17日金曜日

黒い巨塔





毎度の得意技である「肩すかし」を(笑)
司法行政批判の急先鋒であるエリート元裁判官のモデル的小説話題じゃ有りません。
裁判所の「悪口」、早い話が敗訴の恨み辛みはもう書くのも疲れたというか天下の素浪人なんだから身の程をわきまえたってこと。
なもんで.....


そもそも小説のタイトルに「不満」なんだわ。
現在は、最高裁の建物は三宅坂にある(正確には「髙」という漢字みたいです)
道路を挟んで社会党本部があったが、社民党になり家賃が払えなくなり、都落ちし、
それでも更に払えなくなり、いまどこかは知らない。
さて昔は陸軍参謀本部だったらしいが、70年代半ばに鹿島の手で竣工。
有りげな疑惑の落札ではなく、実力で勝ち取った公共工事である。
公開コンペ(誰でも参加できる実力勝負)の設計で、鹿島のサラリーマン建築士のデザインが最優秀賞に輝いた。

司法の権威を最大限に鼓舞するスタイルが、賛否両論だったと思われます。
個人的には大好きですよ(笑)
法と秩序とはなにか?ってことを至高のスタイルで具現してます。
茨城県の御影石をふんだんに使っていますが(建築費用の一割が石材費だとか?)、これは建築士の郷土愛だと信じて疑わない。


大昔見学に行っただけの記憶しかないので、その辺の情報を参考に・・・
建設費が当時の価格で百数十億円。いまだとその二倍とか三倍ですかねえ?
延べ床面積が60千平米で、たしか勤務する要員は数百人のはず・・・
凄いですねえ・・・一人当たりの床面積。
ケチな民間企業だと、一人当たり10平米もありませんよ(泣)

そりゃ大法廷なる最高裁判事が全員揃う場所なんか・・・稼働率たるやウィキによれば「年間三回」くらいだって!
毎度開催するような事案があると逆に困るが・・・国有財産の有効活用の観点から如何なものでしょうか。
ちなみに広さは600平米くらい


まあ、どうみてもあの色彩は「黒」じゃない。
色彩美学的には

雲井鼠(くもいねず)

っていうのが一番相応しいが・・・どうだろうか?
瀬木先生の言いたいこともある程度盛り込んだ適語表現のつもりです。
でぇ・・どんな色彩かって?


定本和の色彩辞典  にはちゃんと出てます。
ネット検索でも感じは分かりますが、PCの性能次第です。
蝸牛のPCでの色彩感が、イメージと違う。
台湾のディスプレーはやっぱりダメか(笑)

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