2017年3月14日火曜日

シベールの「クリスマス」



西洋人(なかんずくキリスト教徒)にとっては、特別の日。

悔恨
懺悔
和解
再生

まあいい事ばかりです。
しかし、10歳あまりで、父親に捨てられ、修道院に送り込まれ、日曜日ごとの面会は反古にされ、
なかんずく、キリスト教的ではないと改名まで強いられ
こんな哀しい少女は「ムシュット」以外には知らない(ブレッソンの映画です)

心の拠り所は、戦争で精神を病んだ一人の男。
二人は毎週の日曜日ごとに、親子のように恋人のように湖辺りを散策する。
悲劇はイブの夜。


クリスマス映画のランキングには、どういうわけか「ホームアローン」が高位にランクされる。
クリスマスホリデーのドタバタ劇なのでまあいいが、世界的大ヒットのおかげで、あの主演ガキは、巨万の富と
不幸な残り人生を得た。
さて、シベールを演じた子役さんは、キッパリと普通の女の子に戻ったそうです。

記憶喪失の男を演じたハーディクリューガーは、国際的な名優になったとされますが、これは大仰だ。







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