2017年3月22日水曜日

ジャングルのモーツァルト(シーズン1)





アマゾンの物量が倭国の宅配システムを崩壊させようとしているそうだが・・・多分彼らは頓着しない。
SAGAWAが断り、YAMATOが辞退すれば・・・早晩にも自前で物流システムを作り上げるだろう。

彼らは単なる通販屋でないことは先刻ご承知だが、コンテンツ屋としても一流だ。
それも「自前で」作り上げる。


モーツアルト・イン・ザ・ジャングル


原作者は、オーボエ奏者であったが、神々に愛されなかったのか、転職。
NYの音楽業界(クラッシックやブロードウェイとか)というジャングルのバックステージ小説でバカあたり!
訳本も出てますが、読んでませんのでなんとも言えないが、次回作は難しそう・・・・
本屋さんでの超立ち読みだと、オリジナルは余りに自伝的だし、
処女作にこんなものをかけば、先はない。
アマゾンビデオは、先の見えないフリーランスのオーボエ奏者というキャラクターを
借りただけかも....

しかし、TVドラマ化したときに何が当たるのか!の目利きこそが、アマゾンな凄さ。
いい素材に結構なお金をかけて贅沢に作り上げるのがアメリカンTVドラマ
プライムで見るんだったら、そん所そこらの映画よりもこっちに限る。
カメオも含め、俳優陣の豪華さは映画以上だし、一応は音楽映画ですから馴染みのメロディも心地いい。
映画やお芝居もそうだが、バックステージものにはずれなし!


ヒロインは、若手のオーボエ奏者。
楽団に所属するまでにいたらず、アルバイトで生計を立てるフリーランス
音楽の情熱は誰にも負けないが、才能には恵まれない。
しかし、憐れみ深い神は一物を与え・・・美貌とスタイル(?)

天才的にしてエキセントリックな若手マエストロは、どこに魅せられたのかヒロインを楽団員に採用してしまうが
ジャングルで生き延びるには「ヒキやウン」も必要だが、やはり「才能」
五番手のオーボエ奏者じゃ出番も限られるし、とりあえずはマエストロのアシスタント。
そもそも、オーボエって独立楽器じゃないし、無伴奏曲なんて・・・・探すのに苦労しました。
正式な楽団員でも、一流のオケラでないと食べるのは大変でしょうねえ。
カラヤンだっけ、お好みだけの木管奏者をBPOに採用して顰蹙かいましたねえ(笑)
企業社会なら外部の厳しい視線、例えばオーディエンスや批評家、に晒されないから
無能でもある程度の立場で居られるが.....


クラッシック音楽家とはいえ、生身のヒトザル。
カスミを食って生きているわけじゃなく、大酒飲めば、クスリもやるし、フリンも当たり前・・・・
足の引っ張り合いなんかも日常茶飯事
舞台設定を変えれば、どこにでもあるエピソードだらけですから、
たまたま「未開のジャングル」を選んだのが成功の要因だということ。

ワンシーズン十話くらいで、一本が30分。
全部見ても、長尺映画一本分。
単純に楽しめます。
通しでワンシーズン見ちゃいました。シーズン3までリリースされてますが、次を見るかどうか・・・・








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