2017年7月25日火曜日

パンドラの「箱」の中身


中身の分からない容れ物って魅惑ですよね。
誕生日プレゼントの開封みたいな(^.^)
でも、
玉手箱って何が入っていたんだっけ?
袖にされた乙姫の邪心だよねえ
大きな葛籠には魑魅魍魎。
おばあちゃんは喰われちまうのです。

ギフトって本当は怖いのですよ。
貰って嬉しいのはお子さま世界だけかも(^.^)



実際は「箱」ではなく「甕あるいは壺」だと言われています。
どっちでも大差無いのですが、問題は中身。
諸説ありますが「希望」だというのが多数説。
しかし、パンドラは禁を破って開封し、あらゆる災厄が地に蔓延し
うろたえて再度封印して希望を閉じ込めてしまったのですよねえ。

希望とは手元にあるものの、実際に手に取ることはできない....という寓意なら
ギリシアの神々の御意志は残酷だ。


大衆的カタルシスには縁遠いブリティッシュゾンビ映画の最新の地平。
寓意的すぎて興行は苦しいだろうねえ。
ローバジェットですが、稼ぎは更に下回る。
しかし、時が経てばカルト人気が期待されることは賭けてもいい(笑)


舞台は近未来な毎度のようにゾンビが蔓延したグレートブリテン
邦題は判りやすくも「ディストピア パンドラの少女」
オリジナルタイトルは、

The Girl with All the Gifts

皮肉なのか本気で希望を信じているのか微妙なところが、
英国風です。


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