2019年2月24日日曜日

「少子化」のすすめ(^.^)






公権力が個人生活に介入するようになれば末期的
知的でも誠実でもなさげな政治屋の暴言失言の原点を
見つけました。

昭和14年の厚生省の布告
オリジナルはナチスらしいので、この程度の内容すら
孫引きってところが笑える...或いは嘆かわしい。

結婚十訓...というタイトルだったらしいのです。

(1)一生の伴侶に信頼できる人を選べ
(2)心身ともに健康な人を選べ
(3)悪い遺伝のない人を選べ
(4)盲目的な結婚を避けよ
(5)近親結婚はなるべく避けよ
(6)晩婚を避けよ
(7)迷信や因襲にとらわれるな
(8)父母長上の指導を受けて熟慮断行せよ
(9)式は質素に届けは当日に
(10)産めよ殖やせよ国のため

要するに結論は十訓にあります。
若者が赤紙で戦地に行く為、出生数の著しい低下に
危機感をもったことが遠因である。

この通り熟慮していれば、結婚相手がいなくなるとは
考えなかったのかねえ?
効果のほどは知りませんが、どう見ても合成の誤謬だなあ。
今の基準からすれば差別的でもあります。

なんでもいいから、より早くより沢山将来の兵隊をつくれ!って
ストレートに言う方が気が利いている。
外国人財の活用なんて発想のない時代ですから、
切迫感があります。
明治以降に領民となったエリアから徴兵が行われたのは
なんと大戦末期
クラシックローマのように、
属州民には国防の義務がなかった?
あるいは武装化させることへの危惧かな。


しかし、本質は単純労働力の過不足の問題に還元するのは
大いなる間違い!
国家の背骨をどうするのか?という課題。

戦後日本は健全なる中産階級が国家の背骨であった。
あらゆる制度がその方向だった。
将来ともそうであるべきかどうかについては知見がない。
ならば、誰が国家の背骨か?どう堅持するのか?
くらいは政治屋とて語れるだろう....

無理かな^_^
無理に違いない
無理に決まってますよ


0 件のコメント:

コメントを投稿