第二次大戦末期の実話らしいが、
二十世紀の初めのケペニック大尉の事件として有名な
詐欺事件によく似ている。
いずれもドイツでの事件だが、余りにドイツ的という事とも
言い切れない。
スタンフォード大学での心理学者のある実験
学生を任意に看守と囚人に分け、それらしく見えるようにして...
ある集団は威圧感と暴力性を剥き出しにし
他の集団は卑屈に抑圧されていく。
悲劇的な事故が起きた事で中止されたとされる。
最近になり、色々と疑惑が持ち上がってきたらしいが
よく分からない。
いずれのケースも、制服の魔力のおぞましさを見せつけます。
プロシャ将校の制服に下士官も市役所官吏も騙される。
ナチス将校の制服は、脱走兵を無慈悲な独裁者に変えてゆく。
最近の反ナチス映画の特徴は、
誰もがナチス的である事を強調します。
別にそんな事は、知的で誠実であればナチス的では無いと
既にヤスパース(だったかなあ?)が喝破しました。
単純な制服フェチの魔力ストーリーに過ぎないのですがね。
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