2019年2月21日木曜日

大のお気に入り



オリジナルタイトルは、Favourite
耳慣れた英語なんだから、そのままでもいいし、
女王陛下のお気に入り...
コメディタッチな語感が悪くはない。


英国とは不思議な国だ。
メスザルの政治参加を頑なに拒否しつつも
Queen に頭を下げる事に違和感を感じない。
雌鶏が時を告げることに慣れてんですよ


英国王政史において、お騒がせなアンは二人います。

アン・ブーリン
彼女は女王ではなく王妃
エリザベス一世のお母さん

今一人がアン女王で別名が、アン・ブランデー
グレートブリテン島とアイルランド全体を統治したのは
18世紀初め頃

アンブーリンがワガママを言わなければ、
ヘンリー八世はカトリック離脱なんかをやらなかっただろし、
アンブランデーの領地が今のまま英国領となり、
EU離脱があんなにも複雑怪奇にはならなかった...かも知れない。
北アイルランドの悲劇も彼女のせいですよ。


側近政治は何処にでもある話しですが、
女三人の姦しさというのが、映画的ポイント。
権力者に寄生するだけの存在ですから、
権力者でなくなれば、寄生虫も絶えるはずなんだが...
レイチェル・ワイズ演じる女官は、宮廷を追われ海外逃亡。
しかし復権し、その末裔には

ウィンストン・チャーチル
レディ ダイアナ

一方で、エマ・ストーンの方は...爵位を取り上げられて
子孫は消えました。

この映画では、勝ったのはエマですが、
歴史的には、レイチェルの大勝利

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