2019年2月28日木曜日

花筐



はながたみ

と読みます。
異名では、花形見。まあそんな意味です。


越前あたりに蟄居していた応神天皇の末裔に皇位が巡ってきたもんで
愛人に形見の品を渡して上京。
置き去りにされたオンナは供を連れ、形見の花筐を手に追いかけるが...
能は基本ハッピーエンドですから、無事に再会し
お側に仕えるようになる。


能の主役(シテ)に至上の存在がなることは寡聞にして知らない。
中国皇帝ならば、

始皇帝
漢武帝
玄宗皇帝

の例はあります。
倭国だと...皇子や内親王の例はありますが、
ミカドみずからは....
登場はしますが、遠景として描かれるだけ。
この演目では、継体天皇が登場しますが、子方が演じます。
名前の通り、能役者のお子さんやお孫さんです。


そんなに興味をそそる演目でもないが、
師匠がバックコーラスででますし、
シテの多久島法子先生には、かつて鉢の木でシテツレを御願いしました。
子方は、その時のワキの斎藤先生のお孫さん

これをスルーしようものならば、破門されそう(^.^)


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