2019年11月6日水曜日
流転する絵巻....
佐竹本三十六歌仙絵巻に逢いに来ました。
改めて...36人の歌の名手の名簿
厳しい眼で見れば、まあ名手は数人
柿本人麻呂
山部赤人
大伴家持
猿丸大夫
僧正遍昭
在原業平
小野小町
藤原兼輔
紀貫之
凡河内躬恒
紀友則
壬生忠岑
伊勢
藤原興風
藤原敏行
源公忠
源宗于
素性法師
大中臣頼基
坂上是則
源重之
藤原朝忠
藤原敦忠
藤原元真
源信明
斎宮女御
藤原清正
藤原高光
小大君
中務
藤原仲文
清原元輔
大中臣能宣
源順
壬生忠見
平兼盛
しかしなんだが..
古今に書かれた六歌仙がまずもって、名手のはずだが、
僧正遍昭
在原業平
文屋康秀
喜撰法師
小野小町
大伴黒主
内二人は選ばれていない。
康秀は、ダジャレみたいな歌(むべ山風を嵐といふらん)が
百人一首にあるくらいだがら、
歌人ではなく狂歌師
黒主は歌合戦でズルして小町に勝とうとした失態からして
歌壇から永久追放(謡曲草子洗小町のエピソード)
とまあ理屈はつくが、額田王やら...モレが結構あります。
平日早朝というのに、老若男女貴賤都鄙が、開場前から行列
チケットを買うのも大変
アタシはスマホチケットたもん(^。^)
前回色々書いちゃいましたから、改めて書くこともない。
時間があったら、周辺を徘徊するに、京博はあの方広寺の敷地内にあるのだ。
お隣が豊国神社
さらに隣が逼塞した方広寺。
鐘つき堂がありますが、かのコリアンも真っ青ないいがかりを
つけられた梵鐘かどうかは知りません。
思ったよりも、色紙が大きかった。
表装をしてしまえば茶軸にしては大振りだから、
アタシんところの半間幅の
床の間の茶室には無理だ。
以前に曽祖父にお話があったらしいというウワサだが、
買い求めずに良かった。
こんなもの虫干しやら管理が大変なのよ。
重文クラスだから相続の問題もあるし...
個人蔵と思しきは所有者名ブランクで公開してました。
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