2020年6月6日土曜日

贋作美術館....もうひとつの「滝川事件」



反日の「美名」を冠につければなんでもが違法でなくなりセイギとなる。
対馬から不当に掠奪された仏像がコリアから返還されないまま
相当な時間が経つ。
誰も本気で対応しようとしないから、
そのうち竹島同様になる...残念ながら

野蛮国としか思えない...実はその通りとなのだが、
国際政治の常として、声高な主張を含め毅然とした対応を最初に
とらないからこうなったんだわ。
思えば、よくぞあの「松方コレクション」が返ってきたものだ。
敗戦国とは言え、個人が合法的に所有した絵画群を
すだのこんにゃくだと不当に占有するとは不届きそのもの
しかし、野蛮国家ではないので、ある「条件」が満足されれば
返還ではなく「寄贈」してもいい。

フランス近代絵画の収蔵展示に相応しい施設をつくること

頃は戦後復興の頃で、文化施設に費消する国費なんか
あろうはずがない。
苦心惨憺の果てに出来上がったのが、上野の国立西洋美術館
しかしシニカルなフレンチスノブって嫌らしいわ。
でもこの「意地悪」のおかげで、我々は立派な美術館が
持てたのです。

シルバーや都民は無料だし、
原則写真撮影は可能
出来ないのは寄託品の伝フェルメールの宗教画だけ
真贋は論争中だが...仮にも真筆となれば、
買値の十倍以上に価値は跳ね上がる


アタシってフェルメール信者じゃないし、
宗教画を鑑賞するだけの知見がない...と知らないことは
知らないと素直に

マリアは聖衣に青をまとう
イエスは馬でなく驢馬にのる...全て暗喩なんだそうです。
ヘビだって元来は智の象徴だったが、
今や邪悪のシンボル...WHOのロゴにもそれは「明らか」だと
皆んなが思い知った。

だから、フェルメールよりも

ラウル・デュフィ「アンジュ湾」
アンドレ・ドラン「ロンドン橋」
ルノアール「少女」  .......なんかを見たいものだが...

今や現物を見た人は皆無に近く、写真すら手に入らない。
ルノアールだけは、苦心惨憺のすえ(多分これに間違いない)

しかし、これがルノアールかなあ?
藤山愛一郎氏が所有し、川崎のさいか屋で展覧中に盗難
藤山氏が無事に戻れば寄贈すると呼びかけたからかどうかは
さておき、東京駅の駐車場のトラックの荷台から発見され
晴れて、上野の美術館へ
しかし、滝川太郎なる贋作師の作品であることが判明し...

美術館としては明らかな贋作を展示するわけには行かない。
本来ならば、藤山氏に叩き返すところだろうが...
因みに、後の二枚は国費で購入しています。
これは、美術館としての忌まわしい黒歴史
だから見せてくれ!なんてことは言わないのが、武士の情け

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