2020年6月7日日曜日

YOSHIWARAミシュランガイド(3)



四畳半襖の下張り...
伝永井荷風断腸亭の作品ですが、映画化の際は「裏張り」
その筋への忖度です。

物議をかました「面白半分」に掲載されたもので原典を
読む事が出来た。
早速に警視庁が乗り出したのは無粋の極み...なんですが、
そんなことよりも、しばらくして各層女性による現代語訳特集編が...
なんとも言えないくらい、実に素晴らしい。
こういった反骨性がジャーナリズムなのよ
原典が手元にないので披瀝ができないが
高偏差値女子高生、短大生、丸の内OLやらなんやらが参加
それをうら若き乙女たちがクライマックスシーンの七転八倒の迷訳は、
まあ何というか、被虐的に舌舐めずりすらしたくなるはずなんだが、
まったくの意味不明な文章のヤマ
たかが擬古文なんですがなあ



YOSHIWARAのオンナは、氏素性が卑しく
炊事洗濯針仕事が出来なくても、高学力集団であった。
つまり教養のかたまり。
付き合う相手が匹夫野人ではなく、それなりのお大尽
相応のものを身につけてこその高級娼婦
忙しい最中でも結構鍛えられたそうです。

しかしなあ...そうは言っても、まくらビジネス
当時の戯作草紙には

いちに顔
二に床仕草
さん手連(手管)


少し前の銀座や新地のママは

日経を読め
水仕事をするな...って若いホステスを鍛えたって豪語してました。
しかし、日経を隅から隅まで読んでるホステスなんかとは
お近づきにはなりたくない。


アタシの昔の職場は大昔の三大廓の難波の新町界隈
古くからの酒場の爺さんに聞いた警句...

遊女のマコトと卵の四角
あれば晦日に月が出る

細かい説明はしませんが...あとがよろしいようで


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