2020年6月25日木曜日

けふは「カイダン」噺し


巨匠と言われる小林正樹さんの凝りに凝った「怪談」
八雲の作品からのオムニバス映画です
カンヌの賞に輝くが、オリエンタルエキゾチズムへの敬意。
豪華な配役、とりわけ艶麗な女優さん達は眼福だが、見どころはそれだけ。
一押しは「雪女」の岸恵子さん!
アマゾンプライムにありますが、今日のカイダン噺しは
この怪談ではなくて「階段」のこと。


ベイカー街221Bの下宿屋の二階に住まいするワトソン博士
何度となく眺めもし上り下りしているが、階段の段数を知らない。
だから、同居人のホームズ氏にたしなめられる。

見ることと観ること(観察すること)は違うのだよ。

ホームズ氏ほども鋭敏ではないが、
ワトソン博士よりは注意深いアタシはちゃんと知ってます!
念のために原典にあたりました。

17段

正確に言うと孫引きですが、間違っていない筈
ボヘミアンスキャンダルの冒頭のエピソードですが、
ホームズ氏は得々と説教たれるのですが、この短編自体は
かの名探偵の失敗譚
それもうら若き女優だか歌手にしてやられるのよ。


アタシの散歩アプリは歩数のみならず、歩行距離や上り階段数やらも
表示される。
上り段数にはあまり注意を払わなかったが、
コロナ冬眠のお陰で正座が困難になった。
なんせ謡曲の舞台は、扇さばきと正座からスラリと立ち上がる様が命
秋の会が延期になったから、しばらくは足腰を鍛えよう!
人並み以上にトレーニングはやっているが、
これは呑んだくれてもブタにならない為で、動機が不純。
真面目な動機に替えなくては....

凡そ16段で一階分。約3メートル
だから、ワトソン博士の下宿屋の階段の数はまずまず正しい。

今日気がついた。
歩道橋なんだが、凡そ16段毎に踊り場がある。
ある意味合理的だ。


毎日最低でも10階くらい登ればいいかなあ?
富士山の山頂まで千二百階あまり。
踏破する頃には昔のように
凛とした居ずまい.....になりたいものだ

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