2020年6月19日金曜日

若草物語....story of their life





女優受難のハリウッド
薄幸のヒロインや良妻賢母は流行らない。
ひたすら、立ち上がる男勝りな凛々しさ....

だれもが口に出さないだけで....げんなりしている(はず)
だから...クラシックに「若草物語」
何度も映画化されてますから、少し長いが回顧展的な映像に
リンクを張りました!


はなしは唐突に三島由紀夫に飛びます。
彼が「我が友ヒトラー」を上梓した際に、大女優さま達に
吊し上げられたらしい...
演劇の世界は蜷川のように灰皿投げつける様で偉そうにしても
やっぱり役者が一番。
女優が誰一人登場しない戯曲なんて...
宥め賺すために書き上げたのが「サド侯爵夫人」
無類の傑作といわれます。
ところが、この男性が誰一人登場しないお芝居を
男優だけで演じる...これぞアファーマティブの極地
文句あるならば「我が友ヒトラー」を女優さんだけで演じれば良い。
残念というか、当然斯様に愚かなことをやる演出家も興行主もいない。
オトコはオンナを演じられるが、逆が成り立つには、
まだまだ進化が足りない


若草物語は四姉妹にその母と大金持ちの叔母と
老若六人の女優たちの競演ドラマ。
昨今だと古典的な解釈ではなく、現代風にアレンジされるのが御約束で
キャスティングが巧妙だったせいもあり、
興行としても成功しているらしい。

慶賀の至りだが、男優だけで演じようという企画はなかったのかしら?
まさかの女装では、吐き気がする。
男装はファッションだが、女装は倒錯というのが昔読んだファッション史にあった。


そこで、シングルファーザーと四兄弟に設定をかえる...
プロットを考えてはみたが、食指が進まない。
殺伐な風景ならそれでもいいが、こころ和むホームドラマはやはりオンナの世界だ。


邦題は、My life なのですが、
二女だけの生き様でもないから、彼女達がふさわしい。
若草物語の内容は承知の上でって観客向きの作り方が斬新

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