2025年5月6日火曜日

一滴でもカラダに悪い

 



さまざまな研究報告では「百害あって一利なし」と決めつけています。

しかし「百害」とは言葉の使い方として不正確極まりない。


倭人の死因は、癌、心疾患、老衰、、、が上位ランキングだ。飲酒量に関わらず癌発症リスクは高くなるとされる。

しかし、死亡原因である癌の割合は全体の四分の一に過ぎず、酒を呑むと心疾患や老衰リスクが高まる、、、なんて聞きたことがない。

それにもはや癌は死病でもない。

早期発見早期治療を心掛けないから、助かる命が助からないだけのはなし。


また、酒と煙草は付きものだが、いまや倭人の喫煙者は四分の一だし、非喫煙者は飲酒量と癌発生率の因果関係は認めらないという報告もあるそうだ。



加えて「一利なし」もあまりに乱暴な話し。

いまや無視できない「社会的孤立」

オックスフォード大の研究チームの報告では、、、


定期的にパブに出没する御仁は、社会的ネットワークが広くて生活満足感も高い傾向にある


定性的なはなしだが、皮膚感覚では実によくわかります。

立派な研究報告なんだろうが、読み方を間違えると誤謬を生む。



例えば、、、陶淵明の「勧学」なる有名な漢詩の全文。一般には最後の四節だけが知られています。

曰く、、、寸暇を惜しみ勉学に励めよ!


しかし、全体を鳥瞰すれば、誤読だとすぐに分かります(^^)

この詩は「斗酒聚比鄰」の句がいのちです。

勉励って、一生懸命に勉強しろではなくて「近隣を集めて大酒を呑むことに励めよ」ってことなんですよ







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