2014年7月30日水曜日

危険かどうかもわからないものが一番危険


なんちゃって「自炊派」です。
別に板前並みの腕があるわけでもないが、
単純に「危険かどうかもわからないものが一番危険」だと思っているのが理由。
表示を疑えばきりがないのですが、
多少の嘘はあっても、全くの嘘ではなかろうと思うのが、長年の勘


不思議なことなのですが、外食産業はJAS法の適用を受けません。
つまり、スーパーと違って「食材の成分を降順で表示しなくともいい」ってこと。
逆に「してはならない」ってことではないので、
良心的なお店や良心的でもなくてもある種の意図性をもって表示する場合もあります
危険な喰い物に手を出したくないのならば、
怪しげな(少なくとも良心的に食材表示しない)お店にはいかないことです。
安さだけが取り柄のお店にもいかないことです。

  
日本のカロリーベースの食料自給率は40%以下とされますが、
目に触れる「原産地表示」には圧倒的に・・・
少なくともスーパーなんかだと40%以上「国産」であるように見えます。
つまり、表示義務のない世界に輸入品が輸入品と認識させない形で
大量に出まわっていることを暗示します。
別に輸入品がすべからく危険だということではないが、安心や安全性の表明保証を
行っていないのが「危険と同意義」だと言っているに過ぎない。

 

外食産業がおかしくなったのはそう昔のことではない。
そもそも、外食の魅力は・・・・


プロの腕が味わえる
家庭でできないものが味わえる


つまり・・・「ハレの時」だった。
この外食本来の魅力ではなく・・・


家で作るより安いから
便利で手間かからないから


が、外食の動機だとすれば・・・その期待にのみ積極的に答えているのであれば
それはまっとうな外食産業の死滅に違いない。
家で作るより安いことは通常ありえない。
あるとすれば、異様に廉価な食材を素人が加工(調理)しているに違いない。
別に死にはしないだろうし、食の安全は担保されている。
思えば「食の安全」とは便利な概念である。
国家が不安全と法律で定義した場合以外は安全であり
いわゆる「食の安心」とは本来並列的に語られるべきものでもない。



最後は「金目」でしょう。
いい言葉です。
金で買えるものは金で買えばいいのですよ。
毎日三食喰っても年間で千食値度。
あとどんだけ御まんまが食べられるかと思えば、
過度な贅沢はともかくとして喰い物に銭を惜しむのはどうかしているって結論にしかならない。



今晩は「鱧尽くし」なんですよ(笑)

まともな食材を
腕の良い板前さんが
目の前で包丁をふるうのを鑑賞しながら
般若湯(・・・これも御仏の功徳)

ハレの時とはそういうものです。

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