2014年7月15日火曜日
あなたの文化度?
どう読むかで文化度がわかる。
すい?
いき?
前者が上方で後者が江戸前
反対概念が、無粋(ぶすい)に野暮(やぼ)
ここまではまあいいとしてもですが・・・
しかし「行動原理と美意識の表現」の対比と言われると逆のように思えます
それぞれに美意識も違うって言われるが、これまた不可解
上方は京友禅のような華麗
江戸前は江戸小紋のような地味控え目
しかし、元禄の頃の東西衣裳比べなんて記録読んでますと、大抵は・・・、
満開の桜の清水の舞台なんかを試合会場として
壮麗豪華な衣裳の江戸前が、
地味の中に見た目の華やかさ以上の上方の美学の発露に惨敗し、
すごすごと尻尾を巻いて退散するって筋書きなんですがねえ(苦笑)
京は紅梅、江戸は白梅・・・これもねえ
たしかに、唄の文句ならば湯島は白梅だが、北野天満宮は紅梅だったか?
あの辺りにも、白梅町という地名があります。
物の本的には「いき」って言えば・・・
義侠心
媚を売らない
執着心がない
そういうとなんか良さげなですが、つまりは「痩せ我慢の精神」。
宵越しの金は持たないって自慢しますが、正確には「モテナイ」でしょう
実はこれには続きがあって、たしか・・・
カネは欲しいが・・・・だったかな(笑)
江戸前をボロッカスにいうのは本意ではないが
きっぷの良さで「いき」の女版代名詞な辰巳芸者は、
四畳半で泣く泣く帯を解いても、心は売らないって心意気だそうです
でも、目の前で帯解かれると逆に困るし、心の押し売りもありがた迷惑ってものです。
さて「いき」というような生き様が江戸前として普遍化したのは、江戸末期文化文政の頃
文化の東西発展段階からすれば、同時代的に対比するには無理がある。
そもそも別物と言うべきかどうかにも疑念がないではない
九鬼周造の「いきの構造」なる名著によれば、
必ずしも別物という決め付けをおこなっていない。
ありていに言えば「日本人の一般的な行動原理だし美意識」ということらしい。
一体英語でどう訳すんですかねえ?
フリー翻訳ソフトの知的水準は百も承知ですが・・・
シック
エスプリ
エレガント
どれをとってもちょっと褒めすぎです。
クールというくらいが一番無難かもしれない
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