2014年7月9日水曜日

生き甲斐適用・・・・じゃなくて域外適用ですよ。



辛気臭い話をすれば、

人主義
属地主義

要するに、罪をどこまで問うのかということです。
日本人であれば、地の果てまで・・・これって属人主義
斯様な悪行は、何人でも・・・・これって属地主義

日本刑法では、基本は国内で犯された犯罪処罰の対象としますが
日本人が国外で一定の重大犯罪を犯せば日本法でも処罰可能とされます。

ところで、外国人による国外での日本人の生命、身体に害を及ぼす犯罪は日本法でも
処罰可能でしょうか?
刑法第三条の二っていつ追加改正されたんでしょうか
どうやら一定の海外での重罪には、何人でも日本法でも処罰できるようになったみたいです。

 
もっとも、犯人を引き渡すかどうかは相手次第。
犯罪者引き渡し条約があればいいのですが、
実際に引き渡すかどうかは・・・さらに言えば、要求するかどうか(当然するんでしょうが)
可能性としては、まあその場次第で・・・

よく犯罪者が当該条約のない国に逃亡するというのは安手のミステリーに
ありますが、被害者になる虞のある我々だって、海外旅行はそういうことも
踏まえて考えるのが賢明というものです。


ちょっと「怖い話」を耳にしました。
集団的自衛権を固有の権利と認めたことはいいとして、
一番可能性の高そうな紛争地域から脱出する我が同胞を
本当に同盟国の艦艇は乗せてくれるのでしょうか?
なんと「口頭合意」しかない・・・らしい。
JALさんやANAさん、この際だからLLCでもいいのですが、飛んでるうちは
まだいいとして、飛べなくなったら、自衛隊の輸送機が大挙して・・・
でも、最近は関係おかしいですから、
領海内には一切足をいれさせない!って言われるのがオチ。
しからば、民間パイロットがサクリファイスの精神で民間機を飛ばす・・・
これじゃ、集団的自衛権って魂がこもっていない。
強権的に領海侵犯をしてでも、国民救助にむかう・・・
だけの胆力(・・と手出しをさせないくらいの腕力)が本当のところ必要なのです。
そろそろサマーバカンスの検討のために小奇麗なパンフレットを眺めたり
すでに予約もされたのでしょうが・・・再検討される方が(笑)
なんせ、この地域には在留民だけでも10万人以上。
観光客は、毎日平均一万人以上らしい。
全員が救出される蓋然性が100%とはとても・・・・


さて、域外適用なんて、嫌な渡世ですが、様々な活動がグローバル化すれば
おのずと「地球法」で縛られる時代となるのでしょうねえ。
パーマネントツーリストも、だんだん網掛けが厳しくなります。
税金くらいしれてますよ(笑)

黙って払えばいいのです。有り体に言えば「用心棒」代。
国家保護は、納税額リンクと名実ともにそうなります。
いまでも、VIPの御宅は、最寄りのお巡りさんが定期的に巡回しています。
近代国家の原点は夜警国家ですが、それはそれとして
個人としての個別的自衛権ってありましたっけ?
況や、国家としての集団的自衛権は、いささか不安材料もあります。
心優しい日本法は「自力救済」は認めません。
国家が当てにならないとなれば、最後の手段は・・・・ゴルゴ13(笑)
美味しんぼうとちがって、秘めたる人気はそこにあります。

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