2014年7月10日木曜日

疑いは人間にあり。天に偽りなきものを・・・・




異類交流譚なるドメーヌがある。
鶴の恩返し、舌切り雀、花咲か爺・・・枚挙にいとまなくなのですが、
共通して、人間の浅ましさ、不実、残忍さ。
真実の愛とか心根は、人間の持ち得るものではないと言い放つ。


人間国と妖精国は、長く敵対関係にあった。
しかし、妖精国の王妃と人間の若者は、二世を誓った恋仲。
しかし、若者の野望は、妖精を裏切り・・・・
真実の愛だと思ったハートが傷ついた妖精は、翼の折れたエンジェルから邪悪な魔女に変身。
王の座に登った若者に呪いをかける。

 
お前の娘は、十六歳の時永遠の眠りにつく。
眠りを覚ますものは・・・・真実の愛のキッスだけ

 
本当の「眠れる森の美女」とは、最愛の人間に裏切られた妖精の復讐譚なのですが、
ありもしない真実の愛
はたして、オーロラ姫は、蘇るのでしょうか?


 
そこそこの観客動員になりそうなマレフィセント。
デイズにー映画だし、主演がアンジーだし、ハッピーエンドが予定調和。
いささかシナリオに無理があり、ヒーローとして登場するはずの王子様は、呆け面。
アンジーのワンマン映画ですから、精々百分弱の作りが精一杯。
しかし、人を裏切ったり、呪ったり、復讐の念なるものは、
逆に「善なる存在」にはもちえないものらしい。
至上の愛が憎悪に変わるのはありげな話ですが、人間ならざる存在にとっては逆も真らしい。
オーロラ姫の呪いを解くものは一体??









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