2018年4月8日日曜日

暗い日曜日



毎日が明るく楽しい日曜日な蝸牛庵ですが、
金なし職なし友なしの哀しい日曜日を送る御仁だっておいでになるだろう。
傾向的に暗い日曜日を過ごし耐え切れず月曜日の朝に自裁。
そういう統計値を見た記憶があるが、原典を探しきれない。

この有名なシャンソン...だと誤解されている東欧の歌曲
一般に自殺ソングと言われるが、因果関係は不明
たしかに陰鬱。
この程度なら背中を押すに至らないと思うのですが
放送禁止歌に指定された事はあります。
よくあるメディアの陰湿な自主規制でなく、法律上の禁止。
今時点よくわかりませんが、手元の資料では、禁止歌リストにありません。
しかし、なくとも歌えないだろう楽曲は山とある。





思弁性の高い民族ですが、映画なんて無知蒙昧の大衆娯楽に
徹します。
がしかし、稀にこんな作品も作ります。
歌って踊って恋をして...パターンからは縁遠く
かと言ってサタジットライみたいに高踏でもない。
知らない監督ですが、脳(能?)ある鷹みたいです。

ある種のリーガルミステリー或いは法廷劇。
ミニライブの演奏曲に触発されたらしい自殺に対して自殺幇助の
罪に問われた。
正確には教唆罪ですが、かなり無理があります。
不特定多数の観客に自殺を教唆する歌を歌い、
観客の誰かが自裁したから教唆罪の構成要件に該当...なんかするのかね?
被告は名うての過激派爺いみたいですから、冤罪の可能性が高い。


なんとも不条理な法廷劇がスリルも葛藤もなく進展します。
判事も検事も被告代理人も人の子ですから、
変哲も無い日常性の中に埋没し...なんだかホームドラマみたいな(^-^)


映画の文法学や修辞学からすれば、なんとも素人ぽいが、
それが味わいだと評価する向きが世界中にあるようです。


やっぱり蝸牛庵的には、印度は遠くて遠い国や民族です。

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