2020年8月1日土曜日
名前...売ります。
駅名、バス停に文化ホールやスポーツスタジアムでは、企業なんかの「冠施設」でないほうが珍しくなった。
ネーミングライツビジネスが、疲弊する地方自治体財政をか細く支えています。
ググレば、その一覧、権利料や期間は一目瞭然ですが、たいした金額でもないし、
なによりも「権利期間が短かい」ように思えます。
ネーミングそれ自体を単なる区別のための標識程度に思うか、
歴史文化の一部と思うのかの差なんでしょうが、
全般的には、前者のイメージが強くいささか憮然する。
渋谷の宮下公園は風の読み間違いとプロ市民の策謀で
ナイキに売りつける件は大紛争になった。
京都市立美術館が「京都市京セラ美術館」に改名した際には
よくぞ筵旗が立たなかったことゆ。
まあ、地方自治体は、地方税、とりわけ固定資産税で食ってるようなものですから、
財源確保のために命名権を売りつけるって努力(より長期間でより高額に)はもうすこしやるべきだとは思います。
で、寒村の長さんに提案しようと思ってんですが
・・・・「市町村名を売りませんか・・・!」
半分くらいは本気です(笑)
その代わり、契約期間は30年程度(金額はそれなり・・・)
あんな山奥・・・誰も買いに来ないから気軽にいえますが、
国際的も注目される市町村だと・・・・
確実に言えることは、賛否拮抗...いやいや非難ごうごう。
首長は政治生命をかけることになりますがね(笑)
先例がないわけじゃないのですよ。
池田市ダイハツ町(元々は地先だった)
豊田市(元々は挙母市という歴史的にも由緒ある名前)
本田市(鈴鹿市がかように変更されるはずだったが、宗一郎さんは丁重にお断りしたそうな)
天理市(宗教に由来しているらしいが、深入りしない)
日立市(原案は「常陸市」だったらしいが・・・・日立という地名もあったらしいので、社名転用ではないかも?)
ネーミングライツって概念のない時代ですので、ただで市名をくれてやったようなものです。
しかし、企業サイドも、なんかメリットがあったかっていわれると・・・さあどうなんでしょうか?
ともあれ、なんでも金になる、できる時代
小狡く立ち回らないのが、アホ.........と考える風潮
しかし、単なる識別符号も歳月が経てば文化になる(ならないことも)
かつて、プリキュアのミダス王は手に触れる一切を金にする能力をディオニソスから
授かったが、それが不幸の始まり。
たしか、ロバの耳をした王様も彼だった。
せこい欲目だけで立ち回るのはあまり感心しないということですし、
自分の欠点を指摘してくれるものがあることは大切だって教訓でもあります。
しかしながら「せこい裸の王様」寓話なんか、面白くもなんともない。
文化になる前にゼニにしませんとねえ...
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