2020年8月17日月曜日

フィルムノワール





暗い映画...一般的には犯罪を扱う映画のことだが、
犯罪や犯罪者が登場するもの全てではない。
厳格に定義すれば

表現主義的映像
ファムファタールの登場
歪んだ性格の配役陣
破滅的結末

但しフレンチノワールだとホモチックな友情が、
運命の女の代替です。

しかしこんな極私的な定義にかなう映画は最近はまずない。
だからたしなりともかような傾向があれば、フィルムノワールと
言わざるを得ない。




これもある意味で、コリアンフィルムノワール
主役陣は...

なうてのバイオレンス系893のボス
規律無視のはみだし刑事
異常性格なシリアルキラー

刺殺を旨とするシリアルキラーが無差別的に狙った獲物が
893のボス
はみ出し刑事は無差別連続殺人に気がつくが、
警察内部は誰も相手にしない
シリアルキラーにとってまずいことに、893のボスを
殺し損なう...
ボスの報復の念と刑事の単独捜査の交点から、
あり得ない共闘戦線が生まれシリアルキラーを追い詰めるが、
自白は得られず物証に乏しく、公判は被告有利にすすむ...
最後の頼りは、生き延びたボスの証言だけだが、
彼は別件の組織犯罪容疑で逃亡中



よく出来てます(があまりに作り物っぽい)
コリア内で大ヒットは...そうでない方がどうかしている。

でもあたしならば、有罪立証不十分でシリアルキラーは無罪放免
刑事は違法捜査で左遷
晴れて青天白日のシリアルキラーの前に、ボスが登場...
って、エンディングにしますがなあ

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