2020年8月23日日曜日
優先順位
狼狽したWHOのマーガレットなんとかが、
無意味なパンデミック宣言をした際に、厚労省は限られたワクチン資源の
接種基準を「こっそりと」定めています。
結果として新型インフルエンザは簡単に終息しました。
接種基準を運用せずに終わったのは慶賀の至りなのですが、
頭の整理として未だに参考になります。
その際の基準そのものは対象となる感染症の性格により
そのまま使えないこともあり得ますし、優れて白熱授業的なのです。
まず基本的なフィロソフィーの整理
・死亡者のミニマイズ
・国の将来を守る
どちらを優先するかの決断要素は「致死率」
西洋映画の難破船もの
乗客の数よりも救命ボート定員が少ない場合は、迷わず
子供と若い女性が最優先...が当たり前
観念的にはその通りだが、そう決断できるかどうかは政治の胆力次第。
次に優先すべき機能や職種の区分としては...
医療従事者
社会機能維持者
前者はあまり議論にならないと思うが
問題は後者
電気・ガス・水道・食料供給・通信・交通・警察等、国民生活や社会
機能の破綻を防止するために最低限必要と考えられる業務に従事する者
書けばその通りだが、
個々の職種毎に議論を始めれば収拾がつかない。
さきに「こっそり」なんて書いたが、特段厚労省は隠蔽した訳ではない。
大メディアが口をつぐんだから...
マスコミ関係者が社会機能維持者か?なんて議論されたくないからって
実にわかりやすい。
厚労省の策略は、マスコミ関係者を社会機能維持者とする事で
余計な議論を封じたと言うこと
口に出してはいけない..出せばハンジンケンテキな「命の選別」議論になる。
けだし反戦平和と同じです。
戦争の事を口にする事を嫌がっても、起きるものは起きるし
その時の備えをちゃんと議論しておかないと、
生きるはずの命まで犠牲にしてしまう...
あまり口にしたくないが、学徒出陣の際にも「選別」が
行われています。
その当時は帝大の権威もぬきんでたものでもなく、
赤門の学生さんも根こそぎ引っ張られました。
しかし、各大学の講座単位に最優秀生を学の系譜維持の為に
除外されたはずです。
有名どころでは、憲法学の宮沢俊義氏がそのはず
言ってみれば、偏差値による選別...
社会機能維持者なんて、思えば嫌な表現
職業に貴賎はなく、全て社会機能をそれなりに様々に維持している。
風当たりの強い夜の街の接待業労働者だって、
それなりの自負があるはずた。
客が来るとはそれなりの社会機能である。
逆に言うと、働かざる者生きるべからず...
なんだか実に恐ろしい世界に足を踏み入れることになるのです。
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