昭和期の最高傑作と言われる三島由紀夫の戯曲。
読まずともWikiで充分....なんですが、ネタは原作者の単行本の後書きやお芝居のプログラムの解説文で、つまりは剽窃や孫引き
凄く読み込んだ力作「解説」と錯覚したアタシが愚かだった。
三島由紀夫ってサービス精神旺盛なんですなあ...いまさらアタシ如きが駄文に書くことは何もない。
しかし、折角書き始めたんだから....
この戯曲には、肝心のサド侯爵は舞台には登場しないのがまずもって名作たる所以。サド侯爵の複雑な心理にまとわるエレメントがそれぞれの登場人物に化体したかのように惑星めいて回遊する。
曰く....
貞淑
法と秩序
神あるいは信仰
肉欲・淫蕩
無邪気・無節操
民衆または革命
オンナしか登場しない舞台劇をオトコだけで演じる...蜷川好みですが、女優なんてものは19世紀以降の産物ですから特段奇天烈でもない。
しかし、オトコしか登場しない舞台劇をオンナだけで演じる例は知らない。
ヅカはオンナだけの世界だが、オトコ役のオンナがマウンティングするのが約束事らしいから、演じようがないということかな?
サド侯爵が「清く正しく美しい」わけはないが....その妻のルネ夫人って.....マルマルTAKARAZUKAテイストな貴婦人なのです。
密かに、この戯曲と対である「我が友ヒトラー」を女優だけで演じた時のキャスティングを思案するのが愉悦....近日中に公開するかな(^.^)
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