中共の「辺境」を舞台に....と書くのはまことに失礼だ。その地に生きるものにはいかに不便で過酷であっても「世界の中心」である。
モンゴル
チベット
ブータン....がそれぞれの舞台。
そうは言っても、北京の悪しき影響を受けざるを得ない。
地政学的な影響の強弱が映画表現を規定している。
チベットの羊飼い一家は、かの一人っ子政策が一家の暮らしに陰をおとす
モンゴルが舞台の肉親探しロードムービーは、なんとも批評もしずらい妄作。
奥地に行くにつれて...飛行機のファーストクラス、高級リムジン、ポンコツのバン、サイドカー、果ては騎馬と移動手段が原始的になって行く...ただそれだけ
確か....おなご先生は希望に満ちて十二人の学童のいる小島の分校に赴任して来たのだが、それなりの都会からヒマラヤ奥地の秘境に八日間かけてやって来た若い先生の方は、指折り数えて任期が終わるのを待つだけの日々。そして、、、先の読める展開なんですが、御約束通りというのもたまには悪くはない。
中華帝国の歴史の半分は異民族王朝だし、今の人口の九割が漢族と言いますが、実際のところは異民族とのハイブリッドでしょう。
少数民族が数十ありますが、辺境の、、所謂東夷西戎南蛮北狄の侵略対策が国是ですから、文化侵略を含めてなにかと騒ぎを起こすんだわなあ。
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