2021年4月24日土曜日

蜜蜂と遠雷をふたたび

 


映像化は無理だって原作者が言ってましたが、あれは映画宣伝の一環かも...しかしかなりなハードルだ。
倭国の映画水準からすれば平均点程度より少し上だとはおもいますが、再度映画館で観ようは思わない.....アマゾンプライムだから、山場だけでも観てみるというかプロの演奏を聴いてみるか(画面を暗くして...)





原作は直木賞作品。
お話はあの紘子様が心血を注いだ浜松音楽コンクールをモチーフとするピアノコンクールを舞台とする若手コンテスタントの過酷な争い。
ピアノが弾けない餓鬼集めて演奏シーンなんて今どきは、、、
いまやアメリカンでは、健常者が身障者の役をやる、黄色人種キャラクターを白人が演じるだけで非難されるんだから。
もっともこれはこれで常軌を逸していますがね....


カルタ競技映画(ちはやぶるの若宮詩暢の役)で、アタシ的にはブレイクした松岡茉優も...彼女ってこんなにブスだったのか(ルッキングではなくて、、)

あとは知らないからまあいいが、松坂桃李はさすが。あとは技量のある脇役がかろうじて破綻寸前をささえた。


コテンパンに貶す為の堕日記でもないが、ところによりにわか雨、、、涙ぐみたくなるシーンもないではない。



忘れていた、あの名曲「ペーパームーン」

月光にちなむクラシック曲(誰でも知ってるベートーベンとかドビュッシー作)二人のアドリブ演奏シーンにチョコっと挿入されているのですが、、実に素晴らしい。


でもこの原作は、タイトルからして蜜蜂少年(松岡の隣の幼い少年が彼)が主人公のはずだが、ドタキャン天才少女の成れの果てがセンターはってます。


あまりに大胆な演奏....「ベートーベンを後期ロマン派のように弾く」もんだから一次審査で落とされそうになるが、、、でも原作で演奏したのは、バッハ、モーツァルト、バラキレフのはずだし、コンクール定番曲には見向きもしないエキセントリックな選曲をするのが彼の真髄。


まあこの審査員の非難は、古典派をロマン派のように弾いているという意味なんでしょうし、ピアノコンクール審査の定番文句




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