マタイ伝の有名な一句だが、部分切り取りをすると誤解釈しかねない。
この後には「神の言葉にて生くる...」とかなんとか
普通に物質的充足よりも精神的な豊穣に価値あり...と言う事でしょうが、ある種厭わしい。
かつて若い女性がハンカチでなくタオルを持って押しかけたと言う映画
二人の愛の睦言にいわく(超意訳)
富豪の娘....愛さえあればお金なんか
貧乏な若者...お金のある人はみなさんそう言います。
難病で娘は夭折するのが、結末。
つまり、健康が第一!と言う厚生省(当時)の推薦作品でした。
なんにしましても、食い物は大事
食育なる言葉すらあります。
しかし、食い物だけがセンターになるのはあまりよろしくないし、大切な食い物が皆目登場しない文藝は全く面白くない。
イアンフレミングの「スリラー小説の作法」にはそのような記述がある。
たしかにJBはカクテルの蘊蓄にはうるさい。
鬼平犯科帳の面白さのある部分はグルメだ。
王朝古典が面白くないのはそういうことなのよ。
着る物やパフューム、恋文の体裁やコンテンツには瑣末なまでにうるさいのに、食い物に関しては皆無ではないが、超遠景でしかない。
食材は豊かだったはずだ。
環境汚染を知らないオーガニック。
食器はたぶん漆器だと思うが洗練されていたに違いない。
しかし、料理は「素材、調理、盛り付け」の総体で決まる。
調理方法の幅が狭く(揚げる方法はなかったと思う)
調味料が貧相...味噌塩酢程度で醤油はなかったし、香辛料だって....
レディムラサキは、鰯の塩焼が大好きだったらしい。
当時は中流貴族ですら口にする物ではなかったが、
幸いにて妻問婚。
夫がいない時を見計らっては....しかし悪事は露見する
しかし現場を押さえられても才女は慌てず
日の本に
はやらせ給う
石清水(イワシ みず)
まいらぬ人もあらじとぞ思ふ
アタマの良いオンナは好きだが、小賢しいのは嫌い
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