マンボウから「蔓延防止等ウンチャラカンチャラ」を連想するのは....アタシには無理だ。
まずもって、北杜夫さんの航海記、昆虫記、青春記がアタマに浮かぶ。
シリーズとしては他にもあるが、読むに堪えるのはこの三冊。
役人御用達なケッタイな仮名文字よりもマシかもしれないが....なんとも語彙力劣化としか思えない。
しかし、最近のアタシはこれを思い浮かべる。
つまり、古色蒼然としたトンネル
元は阪神間を走る省線の下の水路(洪水時の水抜き用)だったが、近隣住民の利便性から多少....というかかなり低い通路トンネルとして今に至る。
本来は「細雪」にも描写されているくらいだから全国的に著名でもおかしくはないが....
奔放な三女の妙子はどっかのブルジョワの息子と駆け落ちして同棲を始めたのが、いくつかあるマンボウトンネルの山側の借家だった。
近くに一本松があるとも...
名前の由来はよく分からないそうだし、谷崎もマンボウの由来については明記していない。
ちなみに北杜夫氏が「マンボウ」を自称するのは、水産庁の調査船に船医として配乗した際にはじめてマンボウに遭遇し、怠け者ぶりに魅力を感じ、さらに実は俊敏でもあることを知り、あたかも躁と鬱めいたことの共存に共感したらしい...が、彼の著作でそう語られていたと言う記憶はない
肝心の感染防止対策ですが、一段と厳しい緊急事態宣言の効果ですらあの程度でしたから、アタシは懐疑的だし、やってます感だけで免罪符にされても困る。
でも、マンボウみたいに「鈍重に見えるが、実はフットワークが良い」ってことなら良いのですがねえ
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