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政治ジャーナリズムの豊穣さにおいては欧米に如くはない。
かつては、田中金脈研究や越山会の哀しき女王....
読みがいのある政治評論が倭国にもあったのですが、客体あるいは主体のいずれかあるいは双方が劣化したのでしょうか?
All the King’s Men
ウォーレンが1946年に刊行した歴史的な傑作政治小説ですが、ルイジアナの悪名高いロング知事の腐敗と暴力に満ちた政治活動を小説の背景となっています。彼は不慮の事故さえなければ大統領になっていた可能性が高いと言われてたポピュリスト
寓意と含蓄満載でお手軽とは言い難いが、このタイトルは後々までジャーナリストにインスピレーションを与えました。
All the President’s Men
邦題では、書籍も映画も...大統領の陰謀
この小説や映画版を知らなかった筈がないが、、、
当時はオリジナルをそのまま仮名書きタイトルにすることは一般的じゃないし、ウォーレンの知名度は...いまでも低い。
ボブウッドワードがウォーターゲート事件を書き物にしなかったら、、、多分「名題」のような名前でリリースしたかもって(^.^)
かつて倭国の猛女政治家は「世の中家族と使用人と敵しかいない!」と喝破したが、怒鳴る度だって似たようなものです。
このウッドワードの二巻本にも、三種類のタイプしか登場しない。
少年ジャンプの対極で、愛、勇気、友情、成長なんか皆目表現されませんし、ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」のように優秀なスタッフには事欠かないものの、良かれと思った計画が悪しき失敗の連鎖を産むようなギリシャ悲劇的でもなく、けだし「二度目は喜劇」
しかし、過日も書いたように不愉快な書物。
一流のジャーナリストやそれなりの版元がやる事じゃない
要は使い回し。最初の「恐怖」の補筆完全版が「怒り」
後者だけ読めば充分だと思うし、内容も充実している。
これは出版詐欺です!
ちなみに刊行は日経です....貧すればなんとやら
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