2021年4月6日火曜日

きまじめ楽隊のぼんやり戦争

 


平安初期の大和物語収録のあるエピソード



みかどが大切にしていた鷹を逃してしまった部下。畏れながらと事態報告をするが、みかどはなにもおっしゃらない。
しばらくして...いはで思ふぞ言ふにまされる

これはうたものがたりですから、、下の句だけで上の句はもともとなかった。後世に誰や彼やが上の句をひねり出した云々で短いお話は終わるのです。

いったい何がいいたいマクラなんだろう(^.^)


拳を突き上げ

目ん玉三角にして

口角泡を飛ばし

大声で罵声を.....断固反対!徹底粉砕!怒りの鉄槌を!


本気で本当の怒りや哀しみは言葉にならないものなのよ。みんなの前で叱責罵倒...なんて実はあんまり応えない。静かに諭す様にお叱りをうけると...ググッとくるものなの。

だから国会論戦とやらもアタシには狂言だかパフォーマンスにしか見えない。



今日の映画は、池田暁氏の私的な映像作品

予備知識は皆無

主な若手の役者さんもまず知らない。

クセのある個性的な脇役陣はよく知ってますし、彼らがなんとも言えない映像空間を支えています。

どんな話かと言うと....




映画『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』オフィシャルサイト第21回東京フィルメックス審査員特別賞受賞!世界が認める新たな才能・池田暁監督、初の劇場公開となる待望の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』。毎日“朝9時から夕方5時まで”川の向こう岸と戦う小さな町。そこに暮らす真面目な兵隊・露木が偶然出会ったのは、向こう岸から聞こえる音楽で…リンクwww.bitters.co.jp

優れて極私的な「反戦」映画です。

人が死んだり、血が流れたりする訳ではない。

理不尽が正義となってまかり通る訳でもない。


軍隊や戦争という非日常的なものが日常的になり、

市民的な日常の生活が非日常性を帯びている。


ある意味で実に恐ろしい世界です。



『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』機械的な対応にクスッと笑ってしまう本編映像【矢部太郎さん演じる仁科(にしな)の登場シーン】技術者として津平町に赴任した彼は、 自分の勤務場所を探して基地受付にたどり着く。「すみません、今日赴任した仁科です」と受付の女性へ伝えると「あなた兵隊?兵隊以外は入れませんよ」と突っぱねられてしまう。仁科が「すみません、技術者です」と再度伝えても「...ぎじゅちゅし...リンクm.youtube.com






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